太っていた頃の私は悪玉菌にコントロールされていた？ちょっと怖いと思った話＾＾；

先月テレビで「太るやせるは腸内細菌で決まる！？」ということを知ってから、腸にすごく興味が出てきました。腸内環境を整えることで健康になり、その副産物として痩せることができたら・・・腸内環境が良い状態ならずっと太らない状態をキープできるということですものね（*ノノ）

そこで一生太らない体をつくる腸健康法を読んでみました。肥満を解消し、血糖値を下げ、身体年齢を若返らせるためのカギは、腸内細菌が握っているというのです！

肥満の人とそうでない人では、腸に棲んでいる細菌の種類が違っていることが近年の研究によりわかってきたそうです。著者の藤田紘一郎氏は2ヵ月で10kgの減量に成功し、その前後の腸内細菌を分析したとのこと。

すると太っているときには悪玉菌が多くなりがちだったのに、痩せてからは善玉菌が安定して優勢になっていることがわかったんですって。太りやすさは腸内細菌が決めていたんですね～＾＾；

だから太っている人は、悪玉菌が優勢でいる限り食事量を減らしても太るってことになります。逆に善玉菌を増やせば誰でも痩せるともいえますね。

ここまでなら「ふ～ん、善玉菌が優勢なほうがいいに決まってるじゃんね～」くらいで終わってしまうかもしれませんが・・・でも『人は「腸内細菌」にコントロールされている』と知ったら「絶対に善玉菌増やす！」という気持ちに変わると思いますよ(*´Д｀*)

太っている時に好きだったもの・・・ピザとかから揚げとか脂っこいもの。食べたらいけないと思いつつ、どうしても食べたくなって食べてしまうの繰り返しでした。今思うとよくあんなに食べられたなぁと＾＾；

じつは脂っこいものが食べたくなるのは悪玉菌のしわざだったんです！

こういう高脂肪食は、悪玉菌の好物なんですね。私の腸内では悪玉菌が優勢になっていたので、悪玉菌が好きなものを食べるようにコントロールされていたんです！脳が命令していたんじゃなくて、悪玉菌ですよ！細菌ですよ！！

著者は寄生虫の研究者なので寄生虫の例えで説明されています。寄生虫は、宿主のカラダで繁栄できるよう、宿主を自分に都合よくコントロールする力を持っているんですって。

ヒツジやウシを最終宿主としてカタツムリとアリを中間宿主とする「槍形吸虫（ヤリガタキュウチュウ」という寄生虫がいます。ヒツジやウシの腸内で産卵し、卵が糞便に混じって外界へ・・・そしてその虫卵を食べたカタツムリから、その粘液を食べるアリに感染していきます・・・

Ant&Flower / yhy_jpそしてアリに寄生した槍形吸虫の幼虫はアリの行動を支配して、ヒツジやウシの好物である草の先端にアリを移動させ、アリに葉を噛ませるとそのまま動かなくさせるんです！！！

その草をヒツジやウシが食べてくれれば、最終宿主へたどり着けるから・・・です((((;゜Д゜)))

こういう現象は、共生菌にも当てはまるとか。腸内細菌の勢力図が善玉菌優勢の人は、善玉菌の好物を中心にすえた食事を自然と摂っているそうです。

そうした食事は、宿主を太らせず、カラダをますます健康へと導きます。善玉菌は宿主に自分の好物をせっせと食べさせることによって宿主のカラダを健全に保ち、腸内での主導権を握ろうとしているのでしょう。

逆に不健康な腸は悪玉菌にとっての楽園になります。太っている人が高脂肪食を好むのは悪玉菌に操作されているという考え、私は妙に納得してしまったのでした(>_<)

う～ん、怖い。

こってり系が好きということには変わりはないけれど、確かに今は太っている時ほど脂っこいものが食べたいとは思わなくなりました。ちょっと食べればすぐ満足できるし、続けて食べたいという欲求がなくなってます。

痩せている人が「食事制限なんてしていません。好きなものを好きなだけ食べてま～す♪」という時、好きなもの＝善玉菌が好きなものを自然と選んで食べているってことなんでしょうね。

「どうしたら太らない食事が好物だといえるようになれるのか？」とずっと思っていたけれど、答えは「善玉菌を優勢にすること」なんだとわかりました。

現在の私の腸内環境は、善玉菌と悪玉菌の勢力“五分五分”ってかんじかも。時々「脂っこいもの、食え～食え～！」って悪玉菌が暴れますからねヾ(≧▽≦)ノ

善玉菌優勢になれば、味の好み変わるかな。野菜をいっぱい食べなきゃ～(*^_^*)